憧れのマトラッセシリーズ
マトラッセはCHANEL(シャネル)のアイコンバッグとして代表的なシリーズで、気品溢れる女性らしいデザインと、シャネルの持つ品質の高さから、長い間とても高い人気を誇っていて、今また更に人気が高く絶大な支持を受けています。
今回の記事では…
CHANELのマトラッセの詳細
過去の値上がり推移
最近の値上がりの理由
について書いています。
一度は持ちたいマトラッセ
ファッション好きなら誰もが一度は持ちたいと思うマトラッセシリーズ。
”マットラッセ”とは、ダイヤ型の格子状のデザインのことを指し、フランス語で「ふっくらと膨らんだ」「袋詰めされた」というような状態を意味する言葉となっています。
デザインはその意味の通り、柔らかくふっくらとしているのが特徴で、大人気のショルダーバッグ以外にも、財布やキーケースなどの小物類や、時計などのアクセサリー類などのマトラッセシリーズが出ています。
1979年創業の老舗ブランド販売店
- 国内外に13の実店舗を構える
- 実際に見て納得して購入可能
- イメージ違いのキャンセルも可
- 36回分割手数料・金利無料
\ 人気ブランドアイテム毎日新入荷 /
マトラッセの歴史
現代ではショルダーバッグを持つ女性というのは、当たり前に見かける光景となりましたが、1920年代にココ・シャネルが片手が塞がることを疎ましく思い、当時ハンドバッグやクラッチバッグが主流だった中、ショルダーバッグを売り出したのが始まり。
原型の2.55が誕生
それから約30年が経過した1955年2月にデザインをアップデートして出来たのが、今では伝説と言われているほどのチェーンバッグ”2.55”が誕生しました。
そこから更に約30年が経った1983年にシャネルのカール・ラガーフェルドによって、2.55を時代にアップデートして誕生したのがマトラッセとなります。
CHANEL創業者のココ・シャネル(Coco Chanel)が残した言葉として有名ですが、初期デザインから70年ほど経つ現在でも高い人気を誇るマトラッセは、デザインの普遍性を体現しているアイテムでもあります。
マトラッセと2.55の大きな違いは、マトラッセはチェーン部分にレザーが織り込まれていますが、2.55はショルダー部分にレザーがなくチェーンのみのシンプルなデザインでした。
また、マトラッセはフラップを留めるロック金具がココマークとなっていてCHANELという事が強調されたデザインとなっていますが、2.55では直線的なマドモアゼルターンロックが採用されています。
※上画像が2022年現在にCHANELにて販売されているものになります。
マトラッセシリーズ
マトラッセシリーズは、サイズ違いや素材違いで複数展開されていて、ハンドバッグのデザインは同じでもサイズ違いで展開されているので、購入される際には注意が必要かと思います。
マトラッセの特徴
ロック金具がココマーク
菱形状の縫製
内蓋のあるダブルフラップ構造
ループ式のストラップ
蓋部分の違いダブル/シングル
CHANELのショルダーバッグには、蓋が2重になっているダブルフラップと呼ばれるものと、蓋が1枚のシングルフラップがあります。
シングルフラップ
ダブルフラップ
クラシックタイプのマトラッセはダブルフラップとなっていて、ダブルフラップの方が上のカバーを開けた際に、中のものが飛び出してしまうことがないのが良いと言われています。
シングルフラップ
一方シングルフラップは、シーズンアイテムのマトラッセに使われていて、開閉の手間が少なく、物の出し入れが行いやすいことから、実用性を重視するならシングルフラップが良いとも言われています。
ループ式のストラップ
チェーンストラップは、シングルで肩掛けやクロスボディにして持つことができますし、二重にして短くして肘にかけたりクラッチとして持ったりと、さまざまな持ち方が出来るのでシーンに合わせて持ち方を変えることが出来るのも嬉しいポイントです。
また、チェーン部分には、洋服と擦れて傷めてしまわないように加工がされていて、ここにも品質の高さを感じさせてくれます。
クラシック ハンドバッグのサイズ展開
2022年11月現在、公式サイトで確認できるクラシック ハンドバッグは下記の4サイズが展開されています。
4サイズ
- クラシック マキシ ハンドバッグ
- クラシック ハンドバッグ
- クラシック スモール ハンドバッグ
- クラシック ラージ ハンドバッグ
クラシックシリーズのサイズ比較
クラシック マキシ ハンドバッグ | 23×33×10cm |
クラシック ハンドバッグ | 15.5×25.5×6.5cm |
クラシック スモール ハンドバッグ | 14.5×23×6cm |
クラシック ラージ ハンドバッグ | 19.5×30×10cm |
1979年創業の老舗ブランド販売店
- 国内外に13の実店舗を構える
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マトラッセの人気サイズ
発売モデルやシーズンなどによって、多少サイズ(±2cm程度)が変わることもありますので、あくまでも目安とはなりますが、定番のマトラッセは20、23、25、(28)、30、34の5サイズが定番サイズとなっています。
下記では各サイズの比較を行っていきます。
マトラッセ20(New Mini)
サイズ:W18×H12×D7cm
マトラッセの中でも1番小さなマトラッセ20は、ミニマトラッセとも呼ばれ、正方形のものと長方形のものがあり、どちらもスマホやカードケースなどの小さいものを収納することが出来るサイズで、コーディネートのアクセントとして活躍してくれて、ちょっとしたお出かけ時に持っていると便利なサイズです。
マトラッセ23(Small)
サイズ:W23×H14×D6.5cm
マトラッセ23はミニマトラッセよりも少し大きいサイズで、小ぶりではありますが長財布が入るサイズではありますので、荷物が少ない方であればコレ1つで足りてしまうかもしれません。シーンも選ばずに持ち歩けるので人気のサイズとなっています。
マトラッセ25(Medium)
サイズ:W25×H15×D6cm
マトラッセ25はマトラッセシリーズの中で最も人気の高いサイズです。マトラッセ23よりも一回り大きいサイズなので、長財布はもちろん、スマホや化粧ポーチなども入れる事が出来る収納力で、日常使いはもちろん、お出かけやパーティーシーンなど幅広く使うことができます。
マトラッセ28
サイズ:W28×H16×D7cm
マトラッセ25とこちらのマトラッセ28が一般的に定番と言われているサイズとなり、28は手帳なども入れられそうなサイズ感となっています。
普段から少し荷物が多めの方には使い勝手が良いサイズです。遠出など荷物が必要なときにも使いやすいですね。
マトラッセ30(Jumbo)
サイズ:W30×H20×D9cm
マトラッセ30はデカマトラッセとも呼ばれるサイズ感で、容量もたっぷりなので持ち物が多い日や、通勤時などにも活躍してくれるサイズです。
マトラッセ34(Maxi)
サイズ:W34×H23×D10cm
大容量のマトラッセ34は、マトラッセ30同様デカマトラッセと呼ばれているサイズで、A4サイズの書類も余裕で入るほどの大きさとなっています。
サイズまとめ
タイプ | サイズ (W×H×D) | 特徴 |
---|---|---|
マトラッセ20 (New Mini) | 18×12×7cm | 1番小さなサイズ。スマホやカードケースなど小さいものを収納可能。ちょっとしたお出かけ時に便利。 |
マトラッセ23 (Small) | 23×14×6.5cm | ミニマトラッセより少し大きい。長財布が入るサイズで、荷物が少ない方に便利。シーンも選ばずに持ち歩ける人気のサイズ。 |
マトラッセ25 (Medium) | 25×15×6cm | 最も人気の高いサイズ。長財布、スマホ、化粧ポーチなども入れることができる収納力。日常使いやお出かけ、パーティーシーンなど幅広く使える。 |
マトラッセ28 | 28×16×7cm | 定番サイズの一つ。手帳なども入れられるサイズ感。荷物が多めの方に使い勝手が良い。遠出などにも使いやすい。 |
マトラッセ30 (Jumbo) | 30×20×9cm | デカマトラッセとも呼ばれるサイズ。容量たっぷりで持ち物が多い日や通勤時などに活躍 |
マトラッセ34(Maxi) | 34×23×10cm | 大容量のサイズ。A4サイズの書類も余裕で入るほどの大きさ。マトラッセ30同様デカマトラッセと呼ばれる。 |
1979年創業の老舗ブランド販売店
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マトラッセハンドバッグ 素材の違い
また、マトラッセのハンドバッグでは主に、キャビアスキン(牛革)、ラムスキン(羊革)の2つの素材が使用されています。
キャビアスキン
革の表面につぶつぶしたキャビアのような模様があり、細かな凹凸加工が施されていてざらつきを感じる素材で、比較的ふっくら感が持続しやすく、傷がついても目立ちにくいのが魅力です。
現在はグレインド カーフスキンが正式名称となっています。
ラムスキン
ラムスキンは生後1年以内の羊の皮革を使用しているので、とてもデリケートな素材で水分や傷に弱いのですが、柔らかくふっくらとした肌に吸い付くような手触りで、ツヤ感があるのが特徴です。
その他の素材
キャンバス
キャンバス素材は軽量でコレクションアイテムで使用されてい、カラーバリエーションも豊富となっているので、より自分に合ったものを選択することができます。価格も革製品のものと比較して安価となっているので、手が届きやすいのも嬉しいです。
クロコダイル
1点モノと言われている希少なワニの革を使用したもので、左右対称に並んだウロコがとてもキレイなのが魅力ですが、生産数がとても少ないため入手困難なアイテムとなっており、価格も段違いに上がってしまいます。
ツイード
異なる色の糸を多彩なデザインで作り上げられていて、使えば使うほど柔らかくなるジャケットなどにも使用されている毛織物素材です。
マトラッセの人気のカラー
ブラック
シャネルのアイコン的なカラーとなっているブラックは、王道であり不動の人気カラーで、シャネルのエレガントさを際立たせてくれます。
ベージュ
どんなスタイルにも合わせやすく、明るい女性らしさが演出できるベージュも非常に人気が高いカラーです。
ホワイト
汚れが気になるホワイトではありますが、どんなコーディネートインもキレイに馴染む使い勝手抜群のカラーです。
マトラッセの価格推移
2021年には5回の値上げ
各ブランドが値上がりを続ける中、CHANELも例外なく2021年には2月、7月、9月、10月、11月と5回の値上げが実施されていました。
そして2022年は、マトラッセを含むバッグなどが2022年3月に約8%と大幅な値上げが実施され、2022年6月にはジュエリーなどが値上げされ、2022年8月には予告なく再度値上げが実施されていました。
値上げが続いている理由としては為替市場の影響などもあり急激に値上げをしている感はありますが、それだけでなく、原材料の価格高騰や人件費などを含む生産コストの上昇などもあるかと思います。
2020年時点では660,000円だったクラシック ハンドバッグですが、2022年11月時点では1,364,000円と2倍以上の価格となっています。
さらに、コロナなどの影響により各ブランドの工場が閉鎖された影響で、全体的な生産数が減り品薄状態になっていることも、価格上昇に影響していると考えられます。
在庫の問い合わせも不可となっているので、ショップに行って出会うことが出来れば幸運というほどに品薄状態なので、まだまだ値上がりが予測されています。。。
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1955年からの価格推移
1955年から2022年に入るまでのシャネル クラシックのミディアムサイズの価格推移をグラフにしたものが下図となります。
約10年ほど前は40万円ほど、さらには20年前には15万円程度で購入できていたマトラッセが、現在では100万円をゆうに超える価格帯となっています。
2022年以降も値上がりが続いていますが、上画像はドル表記なので、円換算された時の価格上昇幅の破壊力と比べると、まだ少し緩やかになっているように感じます。
この辺りは為替市場(ドル円価格)が以前のような価格帯に戻れば円表記の価格も少し下がるのかもしれません。
売却するのには絶好の機会?
もし過去に購入したマトラッセをお持ちの場合、高値が付く可能性もあるので、不要なものがある場合は売却の絶好の機会かもしれません。
編集後記
ここまでCHANELの代表的なアイコンバッグとなっているマトラッセシリーズを見てきました。
結論、やっぱり長年使えるものですので、自分はもちろん子供世代や孫世代まで引き継いでいってもらえるような一生物のバッグと考えると、一つは持っておきたいバッグです。
一度は持ってみたいと憧れるマトラッセのバッグ。買い時が難しいというのはありますが、現時点では店頭で出会えた時が買い時という状況ではありますので、出会えた時には運命を感じてしまうはずです。
また、この右肩上がりの値上がりがいつまで続くかは分かりませんが、中古品としての価格も上昇していますし、ヴィンテージとしての価値も保っているシャネルのバッグですので、リセールを視野に入れた時にも良いお買い物となりそうです。