2025年4月、Instagramに新たに実装された機能の一つが、DMでの位置情報共有です。この機能により、ダイレクトメッセージの画面に「地図」というアイコンが表示されるようになりました。

機能の概要
- DMの画面に新たに「地図」アイコンが追加
- このアイコンをクリックすると、他のユーザーの現在地を確認可能
- ユーザー同士で位置情報をリアルタイムで共有できる
目次
1時間限定の現在地共有機能
DMでは「1時間限定の現在地共有」機能も導入されています。この機能は以下のような特徴があります。
- 最大1時間だけ自分の位置情報を特定の相手と共有
- 時間経過後は自動的に共有が終了
- かつて日本で人気だった「Zenly(ゼンリー)」に似た機能
位置情報共有のメリット
メリット
待ち合わせに便利
- 「今どこにいるの?」という質問が不要に
- 言葉で説明しづらい場所でも地図上で正確に伝えられる
- 互いの位置がリアルタイムでわかるため、合流しやすい
メリット
緊急時の安全確保
- 家族や親しい友人に自分の居場所を知らせられる
- 困ったときに助けを求めやすくなる
- 特に旅行先など、不慣れな場所での安心感を高める
位置情報共有の危険性
危険性
プライバシーのリスク
- リアルタイムの現在地が他者に把握される
- 「今、自宅が留守」という情報を公開することになる可能性
- ストーカーや空き巣被害のきっかけになるおそれも
危険性
心理的な負担
- 常に監視されているような心理的プレッシャー
- 「どこにいたの?」「なぜ隠してたの?」といった不要な詮索の原因に
- 人間関係のトラブルにつながる可能性
位置情報共有をオフにする方法
この機能の中でも位置情報を非表示モードにできるようです。
- 地図の画面から右上の「設定(歯車)マークをタップ」
- 位置情報をシェアする相手画面で「非表示モード」を選択


Instagramアプリでの設定方法
- プロフィール画面から右上の三本線をタップ
- 「設定とプライバシー」→「プライバシー」を選択
- 「位置情報共有」をタップ
- DMでの位置情報共有をオフに設定
スマートフォン本体での設定
iPhoneの場合
- 「設定」→「アプリ」→「Instagram」→位置情報
- 「しない」を選択
Androidの場合
- 「設定」→「位置情報」→「アプリの権限」
- Instagramを「許可しない」に設定
最も安全なのは両方の設定を行うこと
安全に利用するための3つのルール
- 必要なときだけ共有する
- 常時オンではなく、必要な場面(待ち合わせなど)でのみ利用
- 使用後は必ず機能をオフに戻す習慣をつける
- 共有相手を厳選する
- 信頼できる相手とのみ位置情報を共有
- 知人であっても、全員に自分の居場所を知らせる必要はない
- 公共の場所での利用を心がける
- 自宅や職場などプライベートな場所では使用を控える
- 特に帰宅途中や一人での移動中は注意が必要
InstagramのDMにおける位置情報共有機能は、便利さとプライバシーのバランスが重要です。特に女性や一人暮らしの方は、不用意に位置情報を共有しないよう注意しましょう。基本的には「オフ」にしておき、必要なときだけ慎重に活用するのが安全なSNSの使い方です。
自分の情報は自分で守る意識を持ち、この新機能を賢く使いこなしましょう。